• お客様の目は確かです

当社にいらっしゃるお客様の多くは、木材や木造住宅について熱心に勉強されている方がほとんど。

建設会社や住宅展示場を何箇所もまわっていらした方も珍しくありません。

『木の家といいながら壁紙がいっぱいで、木の良さが活かされていないのはもったいない』

そんな思いから、『木のことをわかっているプロに、木にこだわって、木造らしい木の家を建ててほしい』とおっしゃいます。

お客様のこうした思いに応えることが、私たちの仕事なのだと痛感します。

木の特性を最大限に活かしながら、自然災害に対する強さがあり、家族の成長や生活スタイルの変化に柔軟に対応でき、その土地特有の気候風土に馴染む、スタイルで、長年にわたり快適に住み続けられる

住宅をつくります。


  • 木造らしく心地よい家

日々、無垢の木材に触れている私たちは慣れてしまうのですが、『木の家は、入った瞬間から違う』とお客様はおっしゃいます。香も、手ざわりも、見た目のやさしさも良い、と。

木を求める理由はそれぞれですが、『なんだかきもちよくて安心できる』という心地良さは共通のようです。自然素材であるということの安心感に加え、もしかすると私たちの中には、遥か昔から木に親しみ、ともに暮らしてきたものとして、何かが刻みこまれているのでしょうか。

せっかくの木造住宅なのに、木材が壁紙などに覆われてしまい、外から見ても内側から見ても木が見えない住宅が多いのはとても残念です。

私たちが建てるのは、見える部分にも見えない部分にも木をふんだんに使い、見ても、さわっても、その良さを感じてもらえるような家です。

 


  • 多彩な木材を適材適所で

自然素材と新建材

全ての素材が、自然素材や無垢材でなければいけないとは思いません。

たとえば、新建材を使用することで強度が増す場合、汚れが付きにくい場合、プライバシーが保ちやすい場合などは、お客様のご希望をお聞きしながら必要に応じて使用します。

大切なのは、技術者として自然素材・新建材それぞれの長所と短所を理解し、きちんとお客様に説明し理解し、納得していただくことだと考えます。

構造材は県産杉がほとんどですが、それ以外は臨機応変に対応。国産・良質・適正価格な材料を探し、

全体の予算が収まるように心がけています。

建具

建具の多くは、スギまたはヒノキを使用。

同じデザインのドアでも、木の種類が違えばその雰囲気もまったく違うものになりますから、和室・洋室 の違いや、お客様の好みに応じた木を使い分けます。


フローリング

スギ、ヒノキ、ナラ、サクラなど、フローリングに使用する木の種類は多様です。

基本的には国産材で無垢材を使用します。

たとえば、キズになりやすくても柔らかく足ざわりが良いものを、ということならスギを。

大きな家具など重い物を置くので傷みにくいものを、ということなら硬いナラなどをおすすめしています。


階段

当社で頻繁に使用するのがヒノキ(集成材)ですが、やはりご希望に応じて木材を使い分けます。


  • こだわりあれこれ

お客様の家族構成、ご希望、生活様式にあわせて家づくりは進みますが、当社の基本的な考え方や

手法についてご理解いただけるとうれしいです。

 

和風or洋風?

 

『木の家』というと、和風住宅を想像される方が多いようですが、それは誤解です。

当社の場合は、基本は真壁構造です『柱を見せます。』

厳密な線引きがあるわけではないので、和風・洋風という言い方はあまりしません。

ただ、床の間や書院がある純和風の住宅はごくわずかです。

逆に、全体が洋風でも、和室が1つもない家は少ないです。若いお客様でも、どこかに

和の要素を入れたいとおっしゃる方がほとんどです。

 


外観

 

周辺の景観に馴染み、まるで以前からあったような家を、と提案しています。切妻屋根の

シンプルな外観がほとんどです。

実は、シンプルだからこそ難しく、切妻屋根で見栄えを良くすることは簡単ではありません。屋根が複雑な形状だと見栄えはいいのですが、実用性を考えると雨漏りがしにくい、屋根裏を活用できる、

金額的にも安い、と利点が多い切妻屋根は優れもの。

やはり昔ながらの形には、きちんとした意味があるのだと感じます。


木組み

 

当社では構造材が見える設計を数多く提案してきました。

それは、木材の質感や木組の構造美をいつも目にしていただきたいという思いから。

同時に、通風を良くすることで、木の弱点でもある虫を寄せつきにくく、傷みが少なく、

またメンテナンスのしやすさというメリットもうまれます。

目にみえる場所にあることで安心感にもつながります。


水廻り

 

まずはメーカー各社のショールームをまわり、さまざまなシステムキッチン・ユニットバスをご覧いただきます。

ユニットバスをご希望されるお客様に次いで、ハーフユニットバス(浴槽と洗い場だけがユニット化した製品)も多く、腰壁から上はヒノキを使ったり、タイルを貼ったりと、自由なプランが可能です。

たとえばヒノキやコウヤマキなどは水に強い木材であることが知られていますが、それでもカビとは無縁ではないことをご説明します。

どんな良い物にも必ず弱点はありますから、それも含めて知ったうえでお選びいただきたいと思っています。

高機能な洗面化粧台は数多く出回っていますが、価格やデザイン等の理由から、お客様の生活スタイルにあわせたオリジナルを造作するケースがほとんどです。

必要なだけの収納を備えたシンプルな木造の収納棚と洗面ボウルを組み合わせて使い勝手の良い洗面台が完成します。